エフピコグループは、「もっとも高品質で環境に配慮した製品」を「どこよりも競争力のある価格」で「必要な時に確実にお届けする」という基本3本柱を追及するために、リスクマネジメントの強化に努めてまいります。
当社の取締役会は、「リスク管理規程」を定め、リスクを区分してグループ全体のリスクを適切に管理しております。生産・販売・物流に関する業務リスクについては、取締役、執行役員、ジェネラルマネージャーが参加するオペレーション会議を開催し、グループ会社を含むリスク管理については、取締役、執行役員やグループ会社の代表者が参加する情報交換会を開催し、リスク発生の未然防止ならびにリスク管理に取り組む体制を構築しております。
また、財務報告に係る内部統制が有効に機能していることの監査状況や有効性評価の確認を行う内部統制委員会を設置しており、リスク発生の未然防止ならびにリスク管理に取り組む体制を構築しております。
エフピコグループでは、大規模地震や大型台風、豪雨による水害など、自然災害による被害を最小限に抑止し、また火災や労働災害の発生を未然に防ぐことを目的に、工場、配送センターなど事業所ごとのリスクサーベイを定期的に行っています。リスクサーベイでは、外部の専門コンサルタントが直接事業所を訪問し、様々な事故の危険度について調査することで、リスクの洗い出し、リスクの分析・評価を行います。この内容を基に、事業所と協議の上、リスクの回避、軽減のための対処を行い、更に効果の検証を行うことで、マネジメントシステムの一環としています。
いつどこで発生するかわからない自然災害に対するリスク管理は、非常時における心構えを普段から持つことです。
万が一のことを想定し、災害発生時には最善の対応ができるよう、体制を整えています。
工場やオフィスにはヘルメットや救急用品、非常持ち出しセットなどを常に配備して不測の事態に備えています。
障がいのある従業員が働く事業所では、毎月抜き打ちの避難訓練を行っています。障がいがあるということを言い訳にしないよう、繰り返しの訓練で非常時の対応を体で覚えます。
「災害時用ハンドブック」は、災害時に迅速かつ適切な対応ができるよう、全従業員が携帯しています。東日本大震災の直後にも、まずはこのハンドブックを取り出して読むことから初動がスタートしました。
災害などにより停電が発生した際にも重要な事業活動を継続するため、全国21ヶ所すべての物流拠点に非常用発電設備の設置と72時間(3日間)の電力を確保するための燃料の備蓄をしております。
福山湾に面する福山市箕沖町のエフピコグループ敷地には高波対策として約2mの高さの防潮堤を設置しています。
大規模災害が発生した場合にも、発信、接続が優先される災害時優先電話を各事業所に設置しています。また、社員の安否確認システムを導入するなど、災害時の早期復旧に向けた対策に取り組んでいます。
食品安全マネジメントシステムに関する国際規格である「FSSC22000」の認証取得を進めております。2021年3月末時点でリサイクル・物流施設を含めた22工場において取得しております。
お客様の満足度を第一に、環境に優しく安全・安心して使用頂ける、製品作りを目指します。
本方針を実行・維持・継続する為に私たちは下記の事項を確立します。
オフィスでの入退場管理は当然のこと、広大な敷地を持つ車両の出入りの多い複合施設ではナンバープレートによる登録制の入退場管理をおこなうセキュリティゲートを設置しています。データ管理の対策としては、データの定期的なバックアップ、非常時対応用の外部データセンター活用、回線の二重化、社外メール誤送信回避システム、専門業者によるPC廃棄などを実践しています。