technology technology

Technology

エフピコの技術力

エフピコ製品は、環境に配慮し、使いやすさや食品販売の作業性効率や輸送効率、コストを考えたデザインでお客様のニーズに応えています。そのものづくりを支える独自技術をご紹介します。

関連分野

応用化学
機械工学
電気・電子
プロダクト
デザイン
情報工学
環境・自然
物理学
素材研究
応用化学
機械工学
環境・自然
物理学
食の多様化に伴い、お客様のニーズに応える素材開発だけでなく、ニーズを作るための提案型オリジナル素材製品の研究を続けています。
01

加熱直後でも熱くない「マルチFP (MFP)」

「MFP」は耐熱性に優れ、電子レンジに対応した素材です。発泡素材のため保温性・断熱性があり、レンジアップ後に容器を手で持っても熱くありません。

マルチFP (MFP)
02

耐寒性とエコを両立「耐寒PPi-タルク」

「耐寒PPi-タルク」は、耐熱性を持つ素材の「PP-タルク」に耐寒性を付与。特殊な「i-タルク」を使用することで容器強度がUP、薄肉化することができました。プラスチック使用量削減にも貢献した素材です。

耐寒PPi-タルク
製品開発
機械工学
電気・電子
プロダクト
デザイン
お客様の課題に応えるため、機能性を高めるデザインの発案やCADを使った金型設計などを行っています。
01

プラスチックの使用量削減
「祝賀桶PTシリーズ」

お客様の環境への取り組みが一層高まるなかで、CO2の削減及びプラスチック使用量削減を目指した軽量化の研究で、「祝賀桶PTシリーズ」をリリース。
作業効率のよいテープレスで「安心かん合」機能、低発泡素材で両面真空技術を用いた軽量化で、従来製品に比べ約60%の削減ができています。

祝賀桶PTシリーズ
02

お客様のお困りごとをサポート
「MSDアコード」「優彩」

「MSDアコード」は、原材料高騰に対応するお客様の声を受け、トレーのサイズを一回り小さく設計。食品の量が減っても、見た目のボリュームに違和感を持たせない“つまり感”を演出しています。
寿司用トレーの「優彩」は柔らかい発泡素材の「PSP」でありながら、複雑な凹凸を作ることで形状を工夫し、作業性を向上。トレーと蓋のはめやすさと外れにくさを両立した「安心かん合」を採用しています。これにより、テープ留めをする工程を省くことができ、現場の人手不足対応に貢献しています。

「MSDアコード」「優彩」
機械設備
機械工学
電気・電子
物理学
エフピコの容器は、自社で開発した独自の成形機械設備によって生み出されています。さまざまな機能や素材の容器を自在に生み出すため、製品に合わせて機械設備から開発。また、安定供給を維持する万全の保守体制も構築しています。
01

生産設備を独自で開発

エフピコのものづくりは、容器をつくる成形機械設備の開発から始まっています。競争力の要となるのは、安定した品質で速く生産できる成形ライン。生産現場の声を反映しながら設備の改良を重ね、シートの状態から容器に成形するまでのサイクルは他社の追随を許さない高い生産力を有しています。こうしたメーカー主導の機械開発に挑戦できるのもエフピコで働く魅力です。

生産設備を独自で開発
02

機械設備の停止ゼロを目指す設備保全

安定供給を維持するため、多種多様な機械設備の仕組みを熟知したエンジニアのプロ集団がいます。AIによる予兆保全などの高度なメンテナンスで故障を未然に防ぎ、もし機械が故障しても即座に稼働を再開できる技術と体制があります。予備品を十分に揃えた万全の体制により、昨今の不安定な世界情勢で部品供給が滞った時期も、お客様からの需要に確実に応えることができました。

機械設備の停止ゼロを目指す設備保全
生産技術
機械工学
電気・電子
物理学
新製品を市場に送り出すためには、工場での量産体制を確立しなければなりません。高速でかつ品質レベルを維持・向上するため、日々工場の稼働をサポートしながら、0.01秒レベルでスピードを追求し、生産効率を高め続けています。
01

新製品を生み出す押出の生産技術

エフピコには、プラスチック製簡易食品容器の元になるシートを生産する一面もあります。
原料は、石油由来のプラスチック、植物由来のバイオ原料やリサイクル再生材などさまざま。シートの生産技術を追求することで新たな製品を生み出しています。例えば、APETシートを縦横(2軸)へ引き伸ばす生産技術によって、耐油性は高いが、耐熱性の低い特性を持つAPETの耐熱性を向上させたOPETが誕生、世界初の量産化を実現しました。

新製品を生み出す押出の生産技術
02

省人化とスピードと品質を追求

エフピコの工場では、極限まで省人化した自動化ラインの運用を確立しています。工場のオペレーターの懸念事項を共有し、順調に生産が行えるようにハード・ソフト両面で小さな改善と本質的な改善を繰り返し、安定供給を維持。0.01秒単位でスピードを追求するとともに、不良品を見逃さないセンサー機能などで品質を向上させています。最先端の生産工場を目指し、その進化が止まることはありません。

省人化とスピードと品質を追求
品質管理
応用化学
プロダクト
デザイン
環境・自然
物理学
お客様からの注文に対し、設計品質通りの容器を確実にお届けすることはもちろん、万が一不良品があった場合もトレーサビリティと迅速な対応ができる体制を整えています。
01

「エフピコ」の刻印は、品質の証

エフピコが作った食品トレーの裏には「エフピコ」の刻印があります。それは食品の安全を守り、不良品を出さないという覚悟の証でもあります。全国の工場では、設計品質と製造品質に乖離がでないようにするため、共通のチェック項目を整備し、バーコードで照合するシステムも取り入れてヒューマンエラーを防いでいます。毎週、工場長と検査担当が集合して情報を共有し、改善策を横展開しているほか、昨年にはマニュアルを根本的に見直し、不良ゼロを追求しています。

「エフピコ」の刻印
02

迅速な対応を実現する
トレーサビリティを確保

万が一不良品が発生した場合は、担当営業から、品質管理担当と全国の工場長、生産本部長に即座に報告が行われます。トレーサビリティ(生産から消費まで追跡可能なシステム)によりロット番号を調査し、作業の様子を記録する「安心カメラ」のログで発生原因を分析し、原因と対策を講じています。

トレーサビリティを確保
リサイクル
応用化学
機械工学
電気・電子
情報工学
環境・自然
物理学
「トレー to トレー」の技術を進化させて「ボトル to 透明容器」の仕組みを開発するなど、循環型ビジネスモデルを構築してきました。
01

容器リサイクルの先駆者としての挑戦

エフピコが使用済み容器のリサイクルの挑戦を始めたのは1990年。再生した製品を「エコトレー」として1992年に販売するまでには、先駆者としてのさまざまな苦労がありました。選別や洗浄方法を試行錯誤し、設備を自社開発することで「トレー to トレー」を実現。また、リサイクル素材でもバージン素材と変わらない見栄えを保つなど、さまざまな技術を蓄積しています。

容器リサイクルの先駆者としての挑戦
02

PETボトルのリサイクル原料を
世界で初めて食品容器へ

エフピコが開発した「エコAPET」は、店頭から回収した使用済みPET容器やPETボトルからリサイクルした原料を食品容器に使用した世界初の挑戦です。従来、PETのリサイクル原料は食品に直接触れる容器に使うことはできませんでしたが、国内外のさまざまな技術を探索し、VRV(Virgin-Recycle-Virgin)の3層構造を採用、バージン材料と組み合わせることで食品レベルの品質を確保しています。

エコAPET
情報シ
ステム
電気・電子
情報工学
お客様からのオーダーにスピーディに確実にお応えするために、基幹システムの多くの箇所を自社開発しています。さらに、自社のみならず、サプライチェーンにもデジタルトランスフォーメーション(DX)を広げる取り組みを行っています。
01

自社で問屋標準となる
新しい基幹システムを開発

多くの国内企業がIT基盤の構築を外部のベンダーに委託する中、エフピコは何年も前からシステム開発の主導権を握り、一部を内製化してきました。そのため、自社内にはノウハウが蓄積し、システム開発からエンドユーザーサポートまでを担えるIT人材も育成しています。多くの先進的なサービスも早くに導入し、ITに強いメーカーであることを誇りに思っています。自社開発の業界特化型基幹システムは、グループ企業だけでなく問屋さんなどのお取引先にも提供し、業界全体のデジタルトランスフォーメーションを推進しています。

新しい基幹システムを開発
02

AIを活用した業務改善を推進

エフピコではアイテムを次々と開発し、多品種の製品を抱えています。お客様からのオーダーに確実に応えるため、スピーディな受発注業務をIT化して効率化を図ってきました。近年は、部分的に機械学習を活用した販売数量予測やものづくりの現場においてIoTを活用した予兆保全などの進化を進めています。また、急速に普及している生成AIについても多くの業務部門で活用するための検証を始めています。エフピコは常に技術革新を追求し、情報システム部門において顧客満足度の向上と業務効率化を実現しています。
引き続き変化する市場に適応し、より優れたサービスを提供するために努力し続けます。

AIを活用した業務改善を推進