食品トレー容器を通じて、快適な食生活を創造する

地域社会との共生

地域社会との共生にかかわる方針

エフピコグループは、重要課題(マテリアリティ)の一つに「コミュニティへの参画」を掲げております。簡易食品容器を製造販売する当社グループは、使用済みトレー及びPETボトルを回収し、再生原料を生産するリサイクルを重要な事業と位置付けており、加えて、障がいのある人材がリサイクルや食品容器の製造現場で不可欠な役割を担っていることから、「環境問題の解決」「インクルージョンの推進」などを重点分野とし、事業活動を通じて様々な活動を行います。

また、当社グループは子どもの基本的人権を尊重しており、リサイクル工場見学や環境に関する小学校への出前授業、エフピコ環境基金を通じた子ども食堂への支援などにより、子どもの「教育を受ける権利」「生きる権利・育つ権利」などを支援します。

これらの取り組みにより、社会課題の解決及びSDGsへの取り組みを推進し、地域社会との共生を目指します。

 

 

 

主な取り組み

リサイクル工場見学、オンライン工場見学

見学可能なエフピコのリサイクル工場には、お取引先様、消費者団体、学校、自治体など、様々な方にお越し頂いております。また、遠隔地にお住まいの方々からの要望などもあり、Webを使用したオンライン工場見学も実施しております。
リサイクル工場見学ページはこちらをご覧ください。
 

出前授業の実施

主に小学校を対象にエフピコの社員が学校に出向いてリサイクルや環境に関する授業を行っています。リサイクル工場に来ることが難しい児童・生徒さんたちと直接コミュニケーションを取ることができ、先生方からも有意義なプログラムと好評です。

お客様との協働による環境保全活動

スーパーマーケットの店舗内スペースなどで開催される環境をテーマとした催事に参画しています。
エフピコならではの使用済み容器回収によるCO2削減をアピールする展示など、リサイクルを実践している企業だからわかる具体的な効果とその数字を提示して来場者に環境活動への積極的な参加を呼び掛けています。エフピコ製品が使われているスーパーマーケットという環境での活動が相乗効果を生んでいます。

地域社会活動への参画

事業所がある地域の様々なイベントなどに積極的に参加し、コミュニティの一員としてボランティア活動を行ったり、環境保全PR活動をしています。また、2020年3月より福山市総合体育館のネーミングライツを獲得し、「エフピコアリーナふくやま」として市民の皆様に親しまれています。

エフピコ環境基金を通じた地域社会との協働

エフピコ環境基金(2020年創設)を通じて、環境保全や環境教育、子ども食堂を含む「食」課題の解決に対して様々な活動を行う団体へ助成を行っております。
助成先の活動には、当社グループ従業員も参加するなど、持続可能な社会の構築を地域の皆様と共に進めております。

活動詳細はこちらをご覧ください。

 

子ども食堂への容器寄贈

2020年5月以降、NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ様がサポートする全国の子ども食堂運営団体に弁当容器と汁物容器を累計752,280セット寄贈しました。コロナ禍で活動が困難な中、様々な工夫をしながら子どもたちを支える活動を続けている団体への支援を通して地域に貢献するとともに、サステナブルな社会の実現に取り組んでいます。

 

障がいのある人材の雇用サポート

エフピコにおける障がいのある人材の雇用に関するノウハウを生かし、お取引先様の障がい者雇用のサポートを行っております。2022年1月の時点で、50事業所751名の障がい者雇用が新たに生まれました。就労した人材はそれぞれの職場で欠かせない戦力となっています。

エフピコの障がい者雇用はこちらよりご覧ください。

 

フロアホッケーを通じた取り組み

フロアホッケー大会

エフピコ杯全日本フロアホッケー競技大会、ユニバーサルフロアホッケー西日本大会~エフピコ杯~の2大会はエフピコがメインスポンサーとなって開催する大会であり、エフピコグループ社員がボランティアスタッフとして大会の運営にも深く関わっています。アスリートとして、運営スタッフとして、フロアホッケー活動に多くの社員が取り組むことにより、障がいの有無に関わらない交流の輪が社内外に広がっています。

 

学習漫画「食品トレーのひみつ」を制作

環境に対するエフピコの取り組みと思いを小学生に正しく理解していただきたいという考えから、「学研 まんがでよく分かるシリーズ」の「食品トレーのひみつ」を2022年5月に制作し、全国の小学校や公立図書館約25,000箇所へ寄贈しました。

また、電子書籍として無料公開されておりますので、ぜひご覧ください。

 

「環境社会検定試験(eco検定)®」を推奨

従業員の環境意識を高めるために、2020年から「環境社会検定試験(eco検定)®」の受験を推奨しています。
互いに環境知識レベルを共有することによって環境への対応力の向上につながっています。
(2023年3月までの累計合格者 300名)

 

 

実績

2022年度 各活動の実績

種類回数・参加人数など

リサイクル工場見学

4,200名の見学受入れ

※1990年より累計約49万人の見学受入れ 

出前授業

(対面による出前授業)

(オンライン工場見学/講演等)

133回実施・9,512名参加 ※累計117,477名

(12回実施・618名参加)

(121回実施・8,894名参加)

お客様との協働によるイベント

4回参加
例:イトーヨーカドー様店舗でのSDGsイベント参加など

地域社会活動
14回参加

エフピコ環境基金
助成先活動への社員参加

計29回・103名のグループ社員が参加
子ども食堂への容器寄贈

3回実施・計184,000セット寄贈

※2020年5月より累計752,280セット寄贈

フロアホッケー大会
ボランティア参加人数

新型コロナウイルスの感染拡大により大会中止

 

 

コミュニティ投資

環境・リサイクル・障がい者雇用や地域振興などエフピコの事業と関わりが深い重点分野・地域を中心に、寄付金や協賛金等を通じたコミュニティ投資を行っております。

 単位:千円2020年3月期2021年3月期2022年3月期2023年3月期

寄付金(※1)

その他(※2)

3,275

4,194

27,807

400

26,339

467

22,315

3,775

 合計 7,469 28,207 26,806 26,090

※1 NPO法人、災害義援金等
※2 フロアホッケー活動関連支出等