エフピコグループは、社会の基本的インフラとして、水資源保全を重要な環境課題であると認識しています。
昨今、砂漠化などにより世界規模で水不足が深刻化しています。当社グループの事業拠点である日本においては慢性的な水不足という事態には至っていませんが、輸入原料などの生産に使用された水資源を考慮すれば、世界における水不足や水質汚濁などの水問題は、当社グループと決して無関係ではありません。
エフピコグループにおいて水利用については、生産拠点の地域ごとの状況を理解して限りある資源を有効活用する必要があると考えています。
それぞれの地域固有の水資源問題に応じた適切な管理および水資源の効率的な利用により、水の使用量削減に取り組みます。
当社グループは、主にリサイクル工場における使用済み製品の洗浄工程で水を使用しており、水不足によるリスクを認識しております。各地域ごとの状況を理解して限りある資源を有効活用する必要があると考えており、水利用の削減に向けて次のような対策を実践しております。
リサイクル工場において、水濾過装置を導入し再利用することで新規使用量を削減しております。
生産工場において、冷却水の循環設備(クーリングタワー)を導入し新規使用量を削減しています。
・エフピコグループ全拠点における2031年3月期の取水量を2021年3月期比10%削減する
・2031年3月期の水利用原単位を2021年3月期比10%削減する。
<取水量実績>
2020年3月期 | 2021年3月期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | |
---|---|---|---|---|
淡水の地表水(雨水、湿地帯の水、河川、湖水を含む) | 0㎥ | 0㎥ | 0㎥ | 0㎥ |
半塩水の地表水/海水 | 0㎥ | 0㎥ | 0㎥ | 0㎥ |
地下水(再生可能) | 100,450㎥ |
164,016㎥ |
192,558㎥ | 172,462㎥ |
地下水(再生不可能) | 0㎥ | 0㎥ | 0㎥ | 0㎥ |
随伴水/混入水 | 0㎥ | 0㎥ | 0㎥ | 0㎥ |
第三者の水源 | 623,610㎥ | 660,047㎥ |
661,244㎥ | 680,722㎥ |
計 | 724,060㎥ | 824,063㎥ | 853,802㎥ | 853,184㎥ |
原単位(㎤/枚) | 29.2 | 31.0 | 31.2 | 32.3 |
<排水量実績>
2020年3月期 | 2021年3月期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | |
---|---|---|---|---|
淡水の地表水 |
434,242㎥ |
549,698㎥ | 546,107㎥ |
545,313㎥ |
汽水の地表水/海水 | 4,845㎥ | 608㎥ | 754㎥ |
604㎥ |
地下水 | 0㎥ | 0㎥ | 0㎥ |
0㎥ |
第三者の放流先 | 179,321㎥ | 156,988㎥ | 203,387㎥ | 209,554㎥ |
計 | 618,409㎥ | 707,294㎥ | 750,248㎥ |
755,471㎥ |