食品トレー容器を通じて、快適な食生活を創造する

製品開発における取り組み

製品を通じて考え、実践する環境負荷低減

製品のライフサイクル

製品のライフサイクルを詳細にみていき、それぞれの過程で排出されるCO2を見える化することも製品開発部門の役割となっています。エフピコでは、製品において、ライフサイクルアセスメントの手法を用いて、CO2排出量の環境負荷算定及び原材料使用・廃棄物の削減を図っております。

この数値はすべてのWGに共有され、各WGが策定する施策のベースとなっています。

右図の通り、「原料製造」、「廃棄・リサイクル」の工程におけるCO2の排出が大きいことがわかっています。このことからエフピコでは使用済みトレーをペレットという原料に戻して使用する循環型のリサイクルの推進に力を注いでいます。これにより、製品のライフサイクルの工程のうち、上記2つの工程におけるCO2を一度に減らすことができるからです。

また、より少ない素材で製品を作る方法の開発や素材調達の部分でもグリーン調達などの努力も行っています。

製品開発でできること

エフピコが製造する食品トレー容器は、エンドユーザーである消費者の皆様および製品を使用するお客様(販売店舗)にとっての利便性を追求したものとなります。

さらに製品開発という過程は、製品による環境負荷低減を実現するための絶好の機会でもあります。

エフピコが開発する食品トレー容器は、さまざまな機能を備えた利便性の高い製品であると同時に、環境への負荷を小さくするための工夫が詰まったアイデアの結晶でもあるのです。

素材の軽量化・薄肉化

  • より薄い素材を開発します。
  • 素材軽量化します
  • 薄肉・軽量化のため、郷土を高めた形状とします。

オリジナル素材製品

製品画像イメージ
透明PP
耐熱性が高く、薄い素材の食品トレー容器です(耐熱温度:110℃、電子レンジ使用可能)
製品画像イメージ
マルチFP(R)(MFP)

耐熱性・耐寒性・断熱性に優れています(耐熱温度:-40~110℃、電子レンジ使用可能)。

軽さを追求しました(軽量素材:PPフィラーと比べて約60%軽量化)。

製品画像イメージ
1軸延伸PET
1つの方向からシートを延伸させることで強度をアップしました。強度アップと同時に軽量化しました(無延伸PETに比べ、約25%軽量化)。
製品画像イメージ
マルチSD(R)(MSD)
マルチFP(R)の非発泡タイプです。耐熱性・耐油性に優れています(耐熱温度:110℃)
製品画像イメージ
2軸延伸PET(O-PET(R))
PETを縦・横に延伸させ従来特性の耐油性、透明性を維持したうえでOPS並みの80℃耐熱を実現しています。
 

リサイクル素材の使用

製品画像イメージ
エコトレー(R)
スーパーマーケットなどで回収されたPSP素材(発泡素材)容器の再生品です。何度も繰り返し再生できる循環型再生トレーです。
製品画像イメージ
エコAPET(R)
スーパーマーケットなどで回収されたPET素材の透明容器やPETボトルを再び透明容器としてよみがえらせました。透明性・耐油性に優れています。
  • PP : ポリプロピレン
  • MFP : 耐熱・耐寒発泡ポリスチレン
  • PET : ポリエチレンテレフタレート
  • OPS : 2軸延伸ポリスチレン
  • MSD : マルチFPの改良により生まれた非発泡ポリスチレン
  • APET : 非結晶ポリエチレンテレフタレート