食品トレー容器を通じて、快適な食生活を創造する

全国のスーパーマーケット等の多くに、使用済みトレーの回収ボックスが設置されています。

きれいに洗って、乾かしてからお持ちください。トレーにリサイクルできるものは、簡単に見分けることができます。

発泡スチロール製トレーの場合

爪楊枝が簡単に刺さります。ただし爪楊枝が刺さっても、以下のものはトレーにリサイクルできません。

透明容器の場合

透明容器に印刷がある場合、全面にシールがついている場合、以下の透明容器ははトレーにリサイクルできません。

PETボトルの場合

キャップ・ラベルははずし、軽く中をすすいでお持ちください。

以下のペットボトルはトレーにリサイクルできません。

エフピコで生産している発泡スチロール製トレーの出荷量と回収量から算出すると、現在、約30％の回収率となっております。

エフピコでは、リサイクル開始当初から色付きトレーの回収を行っています。しかし国内で流通しているトレーメーカーの中には、リサイクルが困難なため色付きトレーは回収していない場合があるためです。

これらの食品トレー容器は現在のところ、トレーにリサイクルできない素材の製品となります。しかしエフピコでは2008年から透明容器のリサイクルを本格展開するなど、リサイクル技術の進化を常に続けています。さらなる拡大生産者責任を果たすべく、他素材（硬い食品トレー容器等）のリサイクルについても随時検討していきます。

エフピコでは、手選別工程で使用済みトレー以外の物を取り除きます。牛乳パック、びん、缶、レジ袋など、使用済みトレー以外の異物（不適品）が混入している場合は、それぞれを扱うリサイクル業者へ引き渡し、適正に処理を行っています。

原料が同じであれば、エコトレー®として再生させることが可能です。原料の選別を行ったうえで、可能な場合はメーカーの区別なく再生しています。どれがどの会社の製品なのか、なかなか見分けがつかないと思いますが、実際に回収された使用済みトレーの約半数がエフピコ製、残りの半数は他社の製品です。

2000年4月に完全施行された容器包装リサイクル法に基づき、一部の市町村でも白色トレーの回収が実施されるようになりました。しかし大部分の自治体では、使用済みトレーやそれ以外のプラスチックも一緒に回収されているため、エフピコが回収しトレーにリサイクルすることはできません。従って、その他プラスチックとして回収している自治体については、できるだけスーパーマーケットの回収ボックスに入れていただければと思います。

食品トレー容器は食品衛生法という法律の規格基準を満たしていなければならず、使用済みトレーを洗ってそのままもう一度使うことはできません。回収した使用済みトレーをペレットと呼ばれる原料にリサイクルし、再び食品トレーに戻しています。

エコトレー®は、何度もリサイクルすることが可能です。

ライフサイクルアセスメントにおいて、製造から廃棄・リサイクルまでトータルで計算した結果、エコトレー®はバージントレーと比較してCO2排出量を約2/3に抑制できます。

エフピコでは卵パックを回収しておりません。卵パックは既に再生された原料で製造されており、品質が劣化していてそれを再度食品容器にリサイクルすることが難しいと判断しているためです。

透明容器の全面にシールが貼られている場合は選別ができないため、エフピコでは回収しておりません。一部分に紙のシールが貼られている場合は、リサイクル効率を上げるため、できる限り取り除いていただくようお願いしています。